どうもこんにちは、ユーリです。
などとお悩みの方に向けて、メーカーの品質管理職から地方公務員(市役所職員)一般職に転職してみた感想をお伝えします(現在は公務員も辞めちゃいました)。
この記事を読めば
- 民間企業から地方公務員へ転職して感じたギャップ
- 民間企業と地方公務員のそれぞれの特徴
がわかります!
実際にどちらも経験したわたしの実体験に基づく感想をお伝えしますので、これから転職をお考えの方は是非お読みください!(^^)!
目次
【民間から公務員】満足した点
- 転勤がない
- 地元に貢献できる
- 雇用が安定している
- ノルマがない
- 社会的信頼を得られる
公務員への転職がプラスだったと感じたのは、上記5点からです。
一つずつ詳しく説明していきますのでご参考ください!
満足①転勤がない
わたしが転職した理由は、ほぼこちらの理由です。
新卒で働いた会社は全国転勤のある会社でしたが、結婚願望も強かった私は定年まで働くことは不可能だと判断したため転職しました。
部署間での異動はもちろんありますが、転居を伴う異動はないため、ずっと同じ地域に住みたい方にとってはうれしいポイントだと思います(^^)
満足②地元に貢献できる
わたしは生まれてから大学生まで住んでいた地元の役所で働くことになり、昔からの知り合いの対応や馴染みあるローカルイベントの運営をする立場となりました。
そのため昔からお世話になっている人から感謝されたり、小さい頃楽しんでいた地域のイベントの一助となっていることを実感したりと、やりがいを感じられました(^^♪
満足③雇用が安定している
”雇用の安定”を一番考えさせられたのは、新型コロナウイルスの流行です。
コロナによる国内企業の倒産は7773件(1/13現在)にも上りますが、自治体がなくなることはまずありません。
万が一市町村合併があったとしても、公務員という立場上職を失う不安はありません(犯罪を犯した場合は勤務先が公開され、免職や停職処分となります)。
こうした”安定”という意味で、大きな安心要素となるかと思います(^^)/
満足④ノルマがない
こちらも心の安定を求める上では大きなメリットです。
わたしが最初働いた仕事もノルマを課せられる仕事ではありませんでしたが、営業をしている友人の話を聞いているとノルマ達成のために勤しんでいて、本当に大変だと感じます。
行政は利益を追求していないため、「たくさん売り上げなければいけない」などのノルマがなく、気持ちにゆとりをもって仕事ができます。
満足⑤社会的信頼を得られる
こちらはステータス的な意味になってしまいますが、学生時代の友人やその他飲み会などで知り合った人へ役所で働いていることを言うと、”すごい”とよく言われます。
最初に働いていた民間企業は局地的に有名でしたが、わたしの地元では知っている人は少なく、”その会社何やってるの?”とよく言われました(笑)
知名度は高くないけれど大手のBtoB企業の方が正直すごいと個人的には思いますが、周りの人に職業を言うときは公務員の方が見栄を張れます(笑)
また、クレジットカード発行時・ローン編成時・賃貸契約時など、勤務先や年収を申告する必要があると思いますが、そんな時もすんなり通ることからも、社会的信頼は得られていると実感します(^^)/
【民間から公務員】後悔した点
- 給料ダウン
- 年功序列
- 休日対応が多い
- 理不尽なクレームが多い
- ルーチンワークが多い
- 昼休みも電話・来客対応がある
逆に、後悔した点は上記6点です。
こちらも順番に詳しく説明しますので、ご覧ください!
後悔①給料ダウン
私の場合、転職直前の新卒3年目(25歳)での年収は約380万円、転職直後の年収は約350万円と、約30万円の年収ダウンでした。
割と大手の会社から小さい町役場への転職だったので特に落差が激しかったと思います。
勘違いされがちですが、公務員の給料は決して高くはありません。働いている企業がごく小さい会社なら収入が上がることはありますが、平均的な年収の会社であれば収入が減ることを覚悟しておいた方が良いでしょう!
全国の自治体で給料が同じなわけではなく、各自治体で定めている”号級表”というものに基づいて決められています。そのため、民間同様どこの自治体を受けるかは給料にもかかってくるので重要です!
後悔②年功序列
年功序列が良いか悪いかは捉え方によるかもしれませんが、基本的に役職に就かない限りは仕事ぶりが給料には反映されません。
民間企業にいるとき同様年に一度の人事考課はありますが、それを踏まえて給料に反映されることはありません。
そのため、どれだけ進んで仕事をやろうと良いサービスを提供しようと、給料が変わらないのが理不尽に感じることも時々ありました(;^ω^)
野心あふれる人や、「しっかりと評価してほしい」と思う人にとってはミスマッチが生じる可能性が高いです。
後悔③休日対応が多い
所属する部署にもよりますが、休日出勤や急に呼び出されることが多々あります。
例えば地域振興課などの観光系の部署に所属すると、休日に行われる街のイベントのために出勤しなければなりません。
また、市民課などの窓口系の部署に所属すると、休日に提出される死亡届や婚姻届などの疑問点の問い合わせが当番の人から急に入ることもあります(休日も役所には人がいなければならないので、当番制で出勤となります)。
部署によりますが、多い人だとほぼ毎週出勤していることもあるので、プライベートを充実させたい方は意外と不向きかもしれません。
後悔④理不尽なクレームが多い
これは窓口を担当していたころに一番感じたのですが、既に決まっているルールに対して言いがかりをつける人の多さに驚きました。
個人情報保護法ができて以来個人情報に厳しくなり、本人確認が取れなければ住民票が取得できなかったり、代理人が印鑑登録をする際は少し手続きが面倒だったりします。
こうした法律や条例での決め事でどうしようもないことに頻繁に文句を言われて精神的に結構きました。
その他、生活保護担当や税の徴収担当といった仕事をしている同僚も病んでいる人が多かったです。
そのため、メンタルの強さに自信がある人でないと正直辛いかなと思います。
後悔⑤ルーチンワークが多い
公務員はご想像の通り、役所の仕事はルーチンワークがほとんどです。
日々の業務から国への月次・年次の定期報告に至るまで、ほとんどが決まりきった仕事です。
その上法律や条例に基づいて仕事をしなければならないため、個人の裁量やアイディアで仕事を変えることはめったにできません。
これが逆に気楽で良いという考え方ももちろんありますが、自分で考えてアイデアを出しながら仕事をしていきたいと思う人にとってはかなり退屈だと思います。
後悔⑥昼休みも電話・来客対応がある
これは役所によると思いますが、わたしが働いていた役所は休憩室がなく、デスクで持参した弁当を食べていました。
お昼の休憩時間として窓口や電話を停止しているわけではないので、ご飯を食べている時に電話対応や窓口対応、問い合わせ対応をしなければなりません。
上司の裁量によるのかもしれませんが、その分午後から休憩時間を取れるわけでもないので、丸ごと1時間の休憩ができたことはほぼありません。
民間で働いていたときは休憩室で寝ながら休憩するのが当たり前だったため、これには結構驚きました(笑)
さいごに
いかがでしたか?
民間企業で3年間、市役所で3年間働いて感じたことをお伝えしてきました。
どちらも良い所と悪い所の両方がありますので、自分に合っていると思う方を目指すことをオススメします。
公務員への転職を考えている方、逆に民間企業のへの転職を考えている方にとって参考になれば幸いです(^^)/