仕事

食品の品質管理の仕事内容とやりがい~丸3年働いてみて~

どうもこんにちは、ユーリです。

大学で食品化学を学んだし、それを生かした仕事をしないな~。どんな仕事があるのかな?
求人を見てたら食品メーカーの品質管理って仕事が目についたけれど、あまり聞かないような職種だな~。実際仕事をしている人の話を聞いてみたい!!

といった方に向けて、食品メーカーの品質管理の仕事に3年間携わってわかること(仕事内容ややりがい等)を書いていきます。

この記事を読めば、

  • 食品メーカーでの品質管理の仕事内容
  • 品質管理職のやりがいと苦労点
  • 品質管理職に向いている人

がわかります。

前半でわたしが働いていたメーカーでの”品質管理の仕事内容”を、後半で”やりがいや大変な側面”をお伝えします。

品質管理の仕事に興味のある方や転職活動中、就職活動中の方は、是非お読みください(^^)/

【食品メーカー】品質管理の仕事内容

品質管理の仕事内容は多岐にわたりますが、まずは箇条書きでご紹介します。

品質管理の仕事内容
  • 出荷前商品の品質検査(理化学検査・微生物検査・官能検査)
  • 製造ラインの衛生検査
  • 食品ラベルの作成
  • 異物混入時の混入物の同定・調査
  • 新商品の賞味・消費期限の設定

主に上記の4つです。毎日行うものもあれば単発で行うものもありますが、一つずつ詳しく説明していきます!

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【品質管理】一日の仕事の流れ

まずは仕事のイメージを掴んでいただくために、会議などのないごく普通の日の一日の過ごし方を説明します。

<<ごく普通の日の仕事の流れ>>

時間 仕事内容
8:30~8:40 出社、朝礼
8:40~11:40 出荷前検査(検査内容は輪番制)
11:40~12:00 新商品の官能検査の準備
12:00~13:00 昼休憩
13:00~14:00 特注品の成分表示作成
14:00~14:20 出荷前検査結果を製造へ口頭報告
14:20~17:00 検査結果報告書の作成、官能検査の結果確認など

ご覧の通り一日の約半分を検査に費やし、デスクでの事務仕事は食品ラベルや報告書の作成のみです。

【品質管理】仕事内容①出荷前商品の品質検査

出荷前商品の検査は、品質管理の中核をなす仕事です。

日々工場から店頭に運ばれる多くの商品の中から一部の商品を抜き出し、異常がないかどうかを判定行いますが、その判定方法は大きく分けて次の3つの側面から行います。

  1. 微生物検査:一般細菌やカビ類、食中毒菌が存在しないかを確認する
  2. 理化学検査:食品の科学特性(硬さ・粘り具合・水分量・pH値等)を調べる
  3. 官能検査 :実際に食品を食べて、味に異常がないかを判定する

上記検査の結果に対してそれぞれ規定を設けて、規定に収まっていなければ出荷停止となります。

なお、結果に異常があれば早急に、異常がなければその日の夕方に詳細な結果を製造責任者に報告することとなります。

【品質管理】仕事内容②製造ラインの衛生検査

衛生的な商品を製造するには、衛生的な製造現場でなければなりません。

そこで、簡易的な検査キットにて包丁や鍋、オーブンといった器具の衛生面(細菌数・食中毒菌有無)に問題がないかを調べます。

上記検査の結果、細菌数がごく少なく食中毒菌が皆無なのが当然ですが、そうでなければ原因追究のために再検査を実施して改善すべき点を見つけます。

【品質管理】仕事内容③食品表示ラベルの作成

商品を販売する際、”食品表示法”に従って商品名や原材料名、製造者等を示さなければならなりません。そこで、原材料に何がどれくらい使われているかを調べて計算し、表示内容を製造担当へ伝えます。

ちなみに食品表示ラベルの作成は、新商品を販売する際や特注品が入った際に行います。

【品質管理】仕事内容④異物混入時の異物の同定・調査

この仕事は稀に入ってくる仕事です(本来皆無なのが理想ですが)。

少し前に、”食品の異物混入”が相次いで発生して問題になりましたが、わたしが働いていたメーカーでも時々ありました。

これはお客様からの申し出に限らず、出荷前商品から発見された場合も検査を実施します。

検査方法としては

  • 金属探知機による材質調査
  • 顕微鏡検査による材質(繊維or人毛or木片・・など)
  • 分析を専門とする外部メーカーによる調査

のいずれか、もしくは全てを行います。

その結果を受けて異物が何であるかを断定した上で報告書を作成し、お客様や製造責任者に結果を報告することとなります。

【品質管理】仕事内容⑤新商品の賞味・消費期限の設定

ロングヒット商品をたくさん出しているなら別ですが、社会の動向などに合わせて新しい商品を出していかなければお客様は満足しません。

そこで、商品開発担当部署から新商品の企画や提案が出され、その商品がいつまで日持ちするかの検査を実施します。

ちなみに、検査項目は最初にお伝えした

  1. 微生物検査
  2. 理化学検査
  3. 官能検査

の三項目です。

これらの三項目を検査した結果、衛生面とおいしさ面の両面で”品質を保持できている”と判断されれた期間から安全係数(保証の意味を持ち、基準は商品特性により異なります)を乗じて判定します。

例えば製造から5日目まで”正常”と判断された場合、単純に期限は5日間とされるわけではありません。保険を掛ける意味で、それより少し短めの期間(基準は商品特性により異なります)を賞味・消費期限と決定します。

 

【品質管理】仕事のやりがいと苦労~良いことも悪いこともあります~

【品質管理】仕事のやりがい

品質管理は縁の下の力持ち的な存在なため仕事内容を伝えても理解されないことも多いですが笑、”この仕事でよかった!”と思うこともあります。

その瞬間は、

  • 日々製造される商品の微妙な違いを見つけた時
  • お客様からの申し出による異物の同定・報告が済んだ時
  • 新商品が世の中に出た時

です。

毎日同じように作られている商品ですが、天気や気温・作り手のクセ等、少しずつ条件が異なることで検査をすれば微妙な違いが生まれます。

こうした”微妙な違い”が検査結果として出てくると面白いです!

また、苦労した調査や検査であるほど、終わったときの達成感ややりがいは格別です(^^♪(これはどんな仕事にも言えると思いますが)

【品質管理】仕事の苦労

当然、仕事をしていれば良いことだけではありません。

上手くいかず大変な思いをしたことは、

  • 目上の人へ検査結果の報告と改善点の指摘
  • 賞味期限設定時の現実的な期限と希望期限との乖離

です。

品質管理という立場上、質な商品を作るためには上下関係なく問題点は製造の人へ伝えなければなりません

その際に「少し苦手だな」「近寄りがたいな」といったオジサンにも言うことは言わなければならず、理解してもらえないときに心が折れそうになりました。

ですが!!と良好な関係を作ることはどんな職場でも必要なので、ここで特訓することができて良かったと、今なら思います(^^♪

また、新商品の期限設定を行う際に営業の人が希望するだけの期間の期限が保証できれば良いですが、検査結果そこまで持たない場合は配合や原材料を少しずつ変更しなければなりません。

こうして試行錯誤するのは製造とも調整を図る必要があり、中々大変でした(;^ω^)

【品質管理】向いている人~丁寧さ・食への興味・コミュ力~

品質管理の仕事が向いている人は、

  • 細かい作業が得意な方
  • 几帳面な方
  • 食べることが好きな方
  • 人当たりの良い方

です。

まず第一に、細かな手仕事が必要となる検査をきっちりとこなせる力が必須です。

また、食べることが好きであることも重要です。食べることも仕事のうちなので、小食だったり食べるのが好きでなければ中々辛いです(;’∀’)

ここまでは大体予想通りだと思いますが、最後の”人当たりが良い”というのは「接客業でもないのになぜ?」と思われる方も多いのではないでしょうか?(実際、これだけが入った後に感じたことです)

ですが、検査で異常があったとき、製造責任者に改善点を指摘しなければなりません

そんな時、人当たりが良くて愛想のいい人と人当たりが悪いツンとした人、どちらなら素直に聞き入れようと思えますか?

当然、前者ですよね(^^)/

こうしたことから、日ごろから愛想よくして人間関係を作るのも、品質管理職に必要なことです。

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さいごに

いかがでしたか?

3年間という短い間でしたが、食品メーカーでの品質管理の仕事内容と、仕事をする中で感じたことを書きました。

 

「品質管理職に興味があるから詳細を知りたい」「転職を考えているけれどどんな仕事が向いているか分からない」といった方の参考になれば幸いです!

ABOUT ME
yuuuuri.o
美容と健康が大好きなOL5年目の27歳。趣味は旅行・ヨガ・食べることetc・・ブログではヨガや実食レビュー、健康ネタをメインに書いていきます(^^)/